薬剤師の仕事百科

スキルアップを求めてCROへ転職
【前編】

※この業界では多くの専門用語が存在します。
専門用語が不明な場合は下記アドレス先に色々と載っているので参考にして下さい。

http://www.hamanomachi.jp/tiken/chiken-pdf/yougoshuu.pdf

多種多様な業務内容

製薬会社からアウトソーシングされた治験の業務を行っています。
業務の内容は多岐にわたりますが、ルーチンワークとして
内勤では「自分が担当している被験者の情報をチェック」、「業務に関する請求書の処理」、「必須文書の保管」、「担当施設のCRCと電話やメールにて質疑応答」などがあります。
外勤業務では、担当している医療機関へ行き、「被験者さんの治験状況のチェック」、「カルテ確認」、「医師との面会」、「CRCに連絡事項の伝達や原資料をチェックした際の疑義事項の問い合わせ」等があります。
その他にも依頼者との会議やSMOとのやり取り・IRB審議の準備など、本当に様々な業務があります。

本当にやることがたくさんあるんですね。

数えたらきりがないくらい仕事はありますね。
ここまで色々な仕事をマルチタスクで行うのは、数ある職業の中でも珍しいと思います。
なので色々な仕事を経験したいといった方にはとても合っている仕事かと思います。

CRAで最もやりがいを感じることは自己成長

やりがいを感じることは、自己成長ができることです。
マルチタスクなため様々な業務を経験でき、そして医師と話をするために自分の担当領域の勉強もたくさんします。
また治験の進行にあたり多種多様な問題が起きますが、解決するためには様々なアプローチ方法があります。それらを論理的に考え、何が最適かを導きださなければいけないため、思考力は高まります。

逆に感じないところについては、完全に私の主観ではありますが、一緒に働く他の業界の中でのヒエラルキーの低さを感じます。
スポンサーは製薬会社であり、製薬会社からCROやSMO、医療機関にお金が支払われます。
そのため製薬会社よりは当然立ち位置が低く感じられてしまいます。
医療機関にも製薬会社からお金が支払われているにも関わらず、やはり医師の力は凄まじいため、どうしても下手になってしまいます。
CRCに対してはこちらからお願いすることばかりになってしまうので、そこでも自然と相対的にCRCの立場が上になってしまう傾向があります。
治験はGCPやプロトコルに従って行いますが、試験特有の取り決めもあります。仕事を進めていくなかで、依頼者の見解が変わるたび、その対応をCRCにお願いをしなければならないので、申し訳なくもなりますね。

転職後のギャップはありましたか。

ギャップは当然ありました。
よい意味のギャップとしては、思った以上にたくさんの仕事があるので飽きが来づらいことですね。
様々な医療機関にも行くため、ドラッグストアで働くよりも新鮮な毎日を過ごせます。
毎日同じ仕事を繰り返したくない方にとってはとても良い環境だと思います。

また働き方の自由度が高いこともよい点です。
様々な業務に期限が決まっていますが、その期限を守りさえすればコアタイムを抜かせばいつ出社や退社をしてもよいので、プライベートの予定に合わせやすいです。ある程度経験を重ねれば在宅ができることも魅力です。

しかし書類仕事の多さにはびっくりしました。
内勤業務では様々な書類整理を行います。これが予想を超えて遥かに多かったですね。
後は予想以上に地味な仕事が多いです(笑)。
黙々とパソコンに向かい合って仕事をすることが多いです。

転職エージェントに勧められ転職

CRO業界を選んだ理由は、転職エージェントとの最初の話し合いの時に、自分にはCRAが合っていると言われたからです。実際にCRAについて調べてみて面白そうだと思ったし、給料も高いと聞いていたのでよいかなと思いました。
ですが、転職斡旋があまりにスピーディーすぎて、話し合いから最初の面接まで1ヶ月も無かったので、他の仕事を見る余裕がなかったんです。今思えばもっと色々な仕事を調べておくべきだったと思います。

この会社を選んだ理由は、大手で研修制度もしっかりしていることです。なぜかはわかりませんが、働くなら大手が良いと思っていたので。
僕が働いている会社は内資系ですが、外資系の方が給料は高いと聞いていたので、外資が第一選択だったのですが、英語スキルが無く落ちてしまいました。

社風や労働環境について「人間関係」・「評価や価値観」・「仕事の進め方」・「雰囲気」の4点をお聞かせください

「人間関係」についてはかなり良好だと思います。
プロジェクトにもよりますが、基本的に仲がよい事が多く、仕事で困った事があっても相談に乗ってくれる上司はたくさんいます。人として尊敬できる人も多いです。
プロジェクト内で遊びに行くなんてこともしょっちゅうあります。

「評価」については不透明なところが多いです。
自分のランクによって決められた仕事の評価基準があり、それをどれだけ満たすかが評価に関わる部分ではありますが、本当にこれだけで評価をされているのか不明です。
+αの仕事をやらなければならない時があるのですが、それが評価対象に入っているのかわからないこともあるので、ブラックボックスな部分は多いと思います。

「価値観」についてはとても論理的に考えられる人が多いイメージです。
しかし堅い考え方の人も多く、GCPで決められているとはいえ、無駄に工数がかかるような仕事の仕方が多い印象があります。

「仕事の進め方」については完全に自分のペースで仕事を進められます。
期限さえ守っていれば、1日の業務量をコントロールすることが出来るので、自由に進めることができる環境は魅力的です。
残業については、減らすようにはしなければなりませんが、忙しいプロジェクトの場合は仕方ない部分も多いので自由度は高いです。サービス残業はほとんどありません。
しかし仕事が終わらない場合は土日でもパソコンを広げることがあるので、そこはサービスになってしまいます。
あとは会議や研修は多いと思います。研修については給料が出ながら学ぶことが出来るため、社歴が浅いうちは非常にありがたいです。
こんなに研修に力を入れている会社はなかなか無いのではないでしょうか。

「雰囲気」はとても緩いです。
仕事の合間で集中が途絶えることは、どの会社でもあるかと思いますが、その際は雑談をする人もいます。全く話せないよりは気持ちをリフレッシュすることもできるので、環境的にはとてもよいと思います。
お互いの考えをディスカッションすることも頻繁にあるので、とても楽しく仕事は出来ると思います。

スキルアップを求めてCROへ転職
【後編】
プロのキャリアコンサルタントに相談してみせんか?

あなたの経験や職種に合わせて、キャリアコンサルタントが納得感のある仕事選びをサポートします。

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