薬剤師の仕事百科

調剤薬局

薬剤師の転職はマイナスではない。実績があれば何でもできる!

【プロフィール】
本田徹也さん(男性・38歳)
薬学部を卒業後新卒で調剤薬局に就職。その後様々な調剤薬局・病院を経験したのち、大手ドラッグストアの人材開発チームに所属。そこで薬剤師や登録販売者に対する研修を行うも、現場の薬剤師として医療に携わるために2020年1月にエール薬局(株式会社スカイファルマ)へ転職。

前職は大手ドラッグストア業界の教育部門

前職は大手ドラッグストアで中途入社の方に対しての教育研修を経験者・未経験者を問わず行っていました。
未経験の方は、例えば「MRを早期退職で辞めて、薬剤師の仕事をしたい」といった方に対してですね。

私の場合は薬局と病院を経験しているので、保険調剤について双方の視点で話すことができます。
例えば、「なぜ一度疑義照会をした内容でも次回同じ処方箋が発行された際に内容が直っていないのか」などですね。

教育研修の「やりがい」は自身のマインドを浸透できること

私は研修を通して、毎年100人近くの人に私のマインドをお話してきました。
それを続けることで「教育研修を受けた人が後々出世をして薬局長になったとき、私の医療人としての考えを世の中に浸透させることができ、薬局薬剤師全体がもっと医療について考えるようになる。」そんな世の中にできるのではないかと思い仕事をしていたことがやりがいです。

他の会社にはない魅力に惹かれて

転職するにあたって様々な会社を見てきましたが、ほとんどの会社が良い意味では「事業内容が薬局に特化している」、悪い意味では「薬局という箱を構えてその中だけで仕事をしている」と思ったんです。
医療先進国の薬局の調剤だけを扱う事業は数十年前に廃れています。日本は遅れた医薬分業をしているにすぎず、調剤のみをやっている薬局の数はどんどん減っていくと思われます。

そんな中スカイファルマ(エール薬局)さんは調剤薬局だけでなく、街作りや地方創生事業も行っており、他の会社にはない「様々な仕事に携われる魅力」を感じました。
この会社で働けば自分の中の視野を広げられると思いました。

豊富な知識で「求職者に寄り添ったサービス」

今回メディクレクトさんにお会いできてとてもよかったと思っています。
単純な転職サイトや転職エージェントでは、このようなご縁はなかったと思います。
何回か転職を経験していますが、
一般的な転職サイトは登録をすると条件面だけを聞いて会社と求職者のマッチングを機械的に行っているように思います。
そのため希望地域や最寄駅などの直接的なニーズは伝わりますが、本質的な人間性は見えてきません。会社と直接関わるのは面接のときだけです。
転職エージェントも電話対応を参考に「明るい人・はきはきしている人」などと会社側に伝えますが、電話だけで実際の人柄を見抜くことはできないと思っています。
その点、メディクレクトさんは直接お会いして、私の「良いところも悪いところも含めた人間性」を見て紹介していただきました。
求職者の内面も理解して、この業界や薬剤師について知っているからこそできる仕事であり、一般の紹介会社にはできないことだなと感じましたね。

薬剤師にとって大切なことは「様々な経験」

色々な仕事を経験した方が薬剤師としてのキャリアを積めると思っています。
大手調剤薬局に入社して異動がなかった場合、偏った少ない知識しか持たない薬剤師になってしまいます。

通常の会社は経験が長いほど転職しやすいですが、薬剤師の場合は違います。
転職サイトや派遣サイトに登録した場合は「経験のある診療科」を確認されます。そのため経験が少ないとその分転職は困難になります。
異動が多い薬局であれば問題ありませんが、今は「かかりつけ薬剤師制度」があるので異動の少ない薬局も多くあります。

この記事を見ている方にメッセージをお願いいたします

転職には、良い転職と悪い転職があります。悪い転職は退職理由が後ろ向きであるということではありません。例えば
「上司と馬が合わない」「残業が多い」
などですね。

良い転職とは「転職する前と比べて自分が金銭面も精神面も含めて良くなったと思うかどうか。」
です。
転職をして何かが改善していればそれは良い転職なんです。

転職を考えている場合は転職する前に何が不満で何が原因なのかを考えてから転職するべきです。そしてしっかりと根本原因を考えて、解決可能かどうかを模索してください。

会社に就職するのは恋愛と一緒だと思います。
見た目(給料、規模)や社風(性格)が合うと思っても実際に入って(付き合って)みないとわからないですし、
社会人(恋愛)を経験したことがない人が初めての就職(恋愛)で100%うまくいき、定年まで働く(結婚する)というのは、相当自身を把握していて、企業との相性がよくない限り難しいことだと思います。

最後に
もし転職前に転職後の不安があった場合、それは大抵解決できる不安です。
先に予想できる不安というのは、実質その程度であり、本当の問題は入社後に現れます。一番大事なものは、「会社の求めている部分と自分が求めているものがマッチする」ことですね。

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