薬剤師の仕事百貨

年収1000万円の調剤薬局へ

Y・Mさん(20代後半/男性)
ドラッグストアの薬剤師から調剤薬局へ転職
さまざまな業務を経験できること・そして給料の高さに魅力を感じて転職を決意

 

どのようなお仕事をされていますか?

調剤薬局にて、いち管理薬剤師として働いています。基本的な業務は普通の調剤薬局と変わりませんが、管理薬剤師として採用する薬や価格の交渉やシステム導入についても考えながら業務を行っています。また管理薬剤師としてお店の経営を行っているので、如何にして経費を抑えられるかも考えながら仕事をしています。

1日のスケジュールは8時50分くらいに出勤をして18時頃まで調剤と患者さん対応を行っています。
今は働き始めてからちょうど1年くらいですね。

どうやってその薬局を知ったのですか?

最初は普通に転職サイトに登録をしました。実際に転職をするにあたりいくつか面接を行っていましたが、正直働く場所はどこでもよく、完全に額面だけを気にして面接を行っていました(笑)。そんな中、何ヵ所か内定を頂いたのですが、ちょうど管理薬剤師をさせて頂くお話が挙がり、給料も高かったので今の会社に転職しようと思いました。

お金のきっかけは大きかったですが、やれる業務の枠も大きく、既存店のため店舗の立ち上げとは違い売上高もわかっていて、ベースが確立して利益が出ている安心感もありましたね。

頑張った分だけ売上が上がり、数値として目に見えることがやりがい

実は僕がこの店舗に行ったばかりの頃は、ずさんな経営で売上を伸ばせる部分がたくさんありました。それを僕が半年かけて頑張り、利益として1000万円ほど伸ばすとこができました。頑張った分だけ結果が出てそれが自分の実績や給与として返ってくること、そして自分で考えて、自分のやりたいようにできることは何よりも楽しいですし大きなやりがいに感じます。

店舗のトップだからこその悩み

逆にすでに店舗の中では上の立場の人がいないため、吸収できることが少なく新しいものに出会うことが感じにくいことはネックですね。またこの仕事をやり始めて人を採用することの難しさを知ることができました。「働きたい人の想い」と「働いてもらいたい人の想い」の違いが難しいですね。僕としては「ここまでの業務を覚えてもらいたい」、「このレベルの仕事をしてもらいたい」と思っていても、働いてくれる人の思いとのすれ違いが出てしまいます。このようなことを学ぶことができているのも、より経営に近い立場で働くことができたからこそだと思っています。

仕事環境は恵まれていると思います

働き方については凄く恵まれていると思っています。
基本的に薬剤師2人と医療事務2人で仕事をしていて、処方箋枚数は1日100枚ほどです。そのためほとんど残業も発生しません。
またいろいろな仕事ができることについては漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、実際働いてみたら想像以上にやることが多くとても楽しかったです。

よく調剤薬局はルーチンワークばかりで退屈だと言われていますが、それについては入社前から覚悟はしていたのでギャップは感じられませんでした。ですが1年働いていて感じることは、中小企業の調剤薬局の場合、社会的に閉鎖されているように感じてしまう部分は少し苦手ではありますね。

それではズバリ年収を教えてください

年収は家賃補助も込みですと1000万円弱くらいです。家賃補助を抜かした額面の場合は920万円ほどですが、同年代に比べると相当多くの給料をもらっていると思います。
それに加えて、自分が実績を上げた場合は社長と話し合って年収交渉も行うことができます。
ですが逆を言ってしまうと店舗の売上を伸ばすことができなければそこで給料は頭打ちになってしまいますね。

業界の不安点について教えてください

調剤薬局業界の不安点は正直たくさんありますね(笑)。

今の国の政策としては、薬局は利益を取りすぎだという考えがあり、実際問題としてどんどん利益を取れなくなってきています。今後は健康サポート薬局などの薬剤師としてやらなければならないこともたくさん出てくると思います。

また現状の薬局は業務自体が病院に依存している部分があります。
「病院がつぶれてしまったら、薬局として経営が成り立たない」なら、そもそもその薬局というのは必要なのかといった疑問も生まれてくることもあります。

今後の国の展望や、薬局の経営次第で大きく生き残りが分かれてくるのではないかと感じています。


この会社や業界に入りたいと思う方に向けてメッセージをお願いします

中小企業のほうが、社長との距離も近く、いろいろな現場の意見が通ると感じています。

一部上場企業は株主に対してどう映るかを考えなければいけませんが、中小企業はそのようなことを考える必要がないため、「患者さんのため」「薬局のため」を常に考えて仕事をすることができます。

やりたいことをやりたいようにできることは、やはり中小企業の強みなのではないかと感じています。

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